紙研の料紙の特徴

紙研の料紙の特徴

料紙とは

染料や顔料を使って和紙などに独特な技法で装飾した紙を料紙といいます。
書道で使われる料紙は一般には「かな料紙」と呼ばれます。

料紙とは

紙研の料紙

紙研の料紙は和紙にドーサを引き、下地処理から色付け・文様入れ・箔加工など十数工程を全て手作業で行う「手作り料紙」と、洋紙に特殊加工を施し印刷技術を用いて製作した「新料紙」とに分類されます。

紙研の料紙の一番の特徴としては、文字が書かれた時に作品をより効果的に見せる為の特殊加工を施し、筆触・墨の濃淡・渇筆を最善に表現できるように製作していることです。

手作り料紙

書き味へのこだわり

「新料紙」の中で「定番四季・限定四季・五色料紙・柄・染」はお好みの書き味で選んで頂けるよう用紙・加工法を分け「金加工」「銀加工」と称しています。

金加工…紙の表面がなめらかで、細い線が出やすく細字向きとなります。

金加工

銀加工…紙の表面に抵抗があり、かすれ(渇筆)が出やすく中字向きとなります。

銀加工

また、その他に中字向き「倭・寿・寶・庵」、細字向き「源氏料紙・唐紙」などもございます。