長い歴史を通じて受け継がれてきた「かな文化」
その美しさは今もなお生き続けています。
中でも手作り料紙は、和紙に手作業で1枚1枚ボカシや金銀砂子などを施した豪華な仕上がりとなります。
紙研では独自の製法を確立し、独特の筆触を生み出し、墨の濃淡や渇筆などにこだわり制作しております。
ここでは、基本の工程を紹介させて頂きます。
<目次>
【下準備】
① ニカワ原液を作る
バットにニカワと水を入れ、溶けやすいよう一晩つけておく。
湯煎又は、火にかけ沸騰しないように気をつけながら溶かす。(湯煎の方が望ましい)
ニカワを湯煎して溶かす
② ドーサ液を作る
バットにニカワ原液・ミョウバン・水を入れ、沸騰しないように気をつけながら溶かす。
ドーサ液を作る
③ 糊を作る(市販の液体糊又は、でんぷん糊でもよい)
バットに小麦粉・水を入れ、火にかけ半透明で少し重たくなるまでよく混ぜ合わせる。
糊を作る
④ 胡粉(ごふん)を作る
ミキサーに胡粉・ニカワ原液を入れよく混ぜ合わせる。
(この時、絵の具を入れ色づけしてもよい)
胡粉… 貝殻から作る炭酸カルシウムを主成分とする顔料
ネット掲載品「舞」
№114 全面波(グリーン系) | №122 花唐草(ピンク系) |